研究室の目指すもの
私たちは、ATP合成酵素が回転分子モーターであることを世界で初めて実証して以来、そのエネルギー変換メカニズムの解明に取り組んでいます。この取り組みの中で、新しい技術も開発します。その一つが、大きさがミクロン単位で体積数フェムトリットルのデバイス技術です。これを用いて、バイオ分子を1分子ごとに数え上げる「バイオアッセイのデジタル化」を開発し、実用化を進めています。私たちは、まず好奇心に基づくサイエンスを極めます。その過程で開発した技術は必ず独自技術となります。その特性を見極め、これを皆が使える技術として結実させる。これが我々の研究室のコンセプトです。