理念
バイオエンジニアリング専攻は、少子高齢化が進み、持続的発展を希求する社会において、人類の健康と福祉の増進に貢献することを目指します。本専攻では、この目的を達成するために、既存の工学及び生命科学ディシプリンの境界領域にあって両者を有機的につなぐ融合学問分野であるバイオエンジニアリングの教育・研究を推進します。
バイオエンジニアリングの特徴は、物質・システムと生体との相互作用を理解・解明して学理を打ち立てるとともに、その理論に基づいて相互作用を制御する基盤技術を構築することにあります。
生体との相互作用を自在に制御することで、物質やシステムは人間にとって飛躍的に有益で優しいものに変身し、革新的な医用技術が生まれることが期待されます。このようなバイオエンジニアリングの教育・研究を通じて、バイオメディカル産業を先導し支える人材を輩出するとともに、予防・診断・治療が一体化した未来型医療システムの創成に貢献することを誓います。
教育プログラム概要
本プログラムは人体と物質・システムの相互作用の視点に立脚した以下3つの基本柱を実践します。
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1
医療工学に関わるディシプリンを整理、新たな医工学の学理体系と教育体制を構築します。
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2
最先端研究者が集い医工学融合研究を行う世界中核拠点を形成します。
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3
産学連携の場を提供して産学協働を加速した実践的な教育を推進します。
これらの教育活動を通じて世界最先端医療システムの創出を持続的に牽引できる医工学専門家を輩出し、社会に貢献します。
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