卒業生インタビュー(村上 真美)
平成21年度 博士課程修了
ファイザー株式会社クリニカルリサーチ統括部
「ユーザーの視点にたった研究」
学生時代は,ドラッグデリバリーシステム(DDS)に関する研究を行っていました.現在は製薬メーカーに所属し,臨床開発の仕事をしています.近年、製薬業界ではDDSを利用した開発が注目されています.最近承認されたアブラキサンは,パクリタキセルをアルブミン結合することにより溶解性を向上させ,従来の溶解剤を不要とし,パクリタキセルに比べて有用性が高いことが示されています.このように,バイオエンジニアリング専攻はユーザーの視点にたった研究テーマが多く,様々な専門知識を得ることができ,今の業務にも大変役立っています.
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