研究室の目指すもの
廣瀬研は、電磁波の物理と脳型信号情報処理の数理とを組み合わせる融合領域を新たに開拓し、それをバイオエンジニアリングに活かす研究を進めています。有用な理論の枠組みを構築しながら、それを次のようなセンシング・イメージングに応用しています。
(1)現代の医療システムは、ニューラルネットワークに基づく人工知能(AI) をますます利用するようになっています。電波や光波を利用するセンシングシステム・イメージングは、普通の画像情報などと異なり、複素振幅情報を利用しています。その性質は、独特です。われわれはそれを最大限に活用する新たなAIシステムを提案・構築し、診断に役立てます。
(2) またセンシング・イメージングシステムは、そこで得られた情報を情報ネットワークに送り高度な処理を実現してゆきます。その際、通信ケーブルや電源ケーブルが無いことが望まれます。またセンシング・イメージングそのものも、非接触、非侵襲であることが望まれます。電波や光波を利用し、AIに基づく適応処理を実現することにより、それら新機能を実現します。