研究室の目指すもの
われわれは、ワイヤレス・エレクトロニクスと脳型の適応的な情報処理との融合領域を創成し、それを深め利用する研究を進めています。たとえば、、、(1) 電磁波や光波を利用して画像を取得する医療機器は多数ありますが、そのデータは振幅と同時に位相も含むものになります。そのような位相を含む画像は通常の画像と異なり、特別な性質を持ちます。それをうまく利用して、通常の画像からは見えない現象を可視化したり見えづらい対象を判別したりするための原理を創り出し、具体的な手法を開発します。(2) またそのような計測では取得されたデータをセンサからコンピュータに送る必要がありますが、現状の有線や無線による転送方法は、その多数の太い配線や硬いアンテナが患者さんの負担となることが少なくありません。あらたなアンテナやシステムを開発することにより、これらの問題を解決してゆきます。