バイオエンジニアリング専攻では、学問領域を横断する学際的な研究を実施しています。各学問領域の最先端の内容を扱う講義とともに、本専攻ならではの下記のような講義を行っています。
メカノバイオエンジニアリング・バイオデバイス・バイオエレクトロニクス・バイオイメージング・ケミカルバイオエンジニアリング・バイオマテリアルの6つの基軸分野にて、バイオエンジニアリングの基礎学問を体系的に学ぶことができます。学部では専門的に学ばなかった大学院生もこれらの概論講義の受講により、バイオエンジニアリング分野で活躍するための基盤的知識を得ることができます。
このコースでは、イノベーションと起業家精神に焦点を当て、バイオ・メディカル分野の技術シーズを商業化するために必要なことを学びます。この講義では、チームワークに重点を置き、スキルセットとリーダーシップのレクチャーを織り交ぜて構成されています。このグループワークは、一連の講義の中で各グループが着目した製品・サービスに対する商業化計画のプレゼンテーションで締めくくられます。
自身が所属する研究室の研究領域以外の研究室で、基本的なバイオ関連の実験手技を学びます。バイオエンジニアリング専攻には様々なバックグラウンドを持つ学生が所属しています。各々の持つディシプリンでの研究基盤に軸足を置くと同時に、バイオエンジニアリング分野としての新しい実験手技の習得が将来の研究においてきわめて重要です。
バイオエンジニアリング専攻では医工学連携教育プログラムの一環として、医学系研究科の医科学専攻の講義をバイオエンジニアリング専攻の修了単位として算入可能となっています。本教育プログラムは、将来工学と医学の懸け橋となり得る学生の育成のため、専攻の中でもトップレベルの学生の履修を期待しています。